まさか!?KSK2導入でむしろ令和8年秋調査が滞っている!?

結論

・KSK2導入で令和8年秋調査がむしろもたついていることは事実のようです。
・令和8年秋調査の調査件数はむしろ例年より減るのではないかとすら感じます。
・しかしこの反動は令和9年春調査へ影響するだろうというのが弊所の私見です。

以下で詳細を記述します。

税の専門家たちは異口同音に「KSK2導入で令和8年秋の税務調査が厳しくなる」と述べていました

KSK2と検索してみてください。様々な専門家、評論家たちが、KSK2の導入で令和8年の税務調査から厳しくなる、件数が多くなる、効率化がアップする、やばいです、などの意見が述べられています。

しかしながら弊所が令和8年10月中に実際に体験している事例は全く異なっております。

KSK2を導入したシルバーウィーク後から発生した税務署でのできごと

国税がアナウンスした、KSK2導入後に国税が発生させた不具合のアナウンスをまとめます。

・マイナポータル経由のログイン不可
・インターネットバンキングによる納付の完了表示の不具合
・インターネットバンキングによる手数料納付不可
・e-Taxの一部機能の利用不可
・e-Taxソフトでバージョンアップが正常に認識されない不具合
・e-Govホームページ経由のインターネットバンキング納付不可

極めつけは以下です。

10月2日には本人以外の贈与税申告書等が閲覧できる状態になっていたことが発表

公式発表は無いが弊所が実際に税務調査において体験している現象

弊所が令和8年秋の税務調査を対応していて実際に体験した現象は以下となります。

・税務調査日前に税務代理権限をe-taxで単独送信したにも関わらずそれが届かなくなった
・シルバーウィーク前までは、税務調査官とオンラインで面談できたが、その後オンラインでのやり取り開始を申出ても電話や郵送でしかやり取りを認めてくれなくなった。
・税務調査日以後に調査官から求められる資料を提出し、通常であれば1週間程度で税務調査終了宣言がされるであろうところ、システムの不具合により税務調査終了の手続きが完了できないため税務調査が終了しない。
・税務調査前の自主的な申告による本税の納付書が、提出から通常は1か月程度で交付されるところ、なかなか交付されない。

このような状態では、税務調査官はなかなか新規の税務調査案件に着手できないのではないでしょうか。

例えば、通常は、Aの案件に関する資料を持ち帰り資料を確認しながら、Bの案件に着手しつつ、Cの案件に着手する頃には、Aの案件の資料は返却しているというような流れと思います。

しかし、調査が完了しなければ資料を返却できずに、どんどんAの資料、Bの資料、Cの資料と税務署に溜まってしまい、これも税務署が資料を預かるにあたっての大きなリスクとなります。

そうすると、なかなか調査官は次の調査の案件に着手しづらいのではないか、と推測します。

以上から弊所の私見

税務署は、KSK2で令和8年秋の税務調査の調査実績件数を増加させようと意気込んでいたところ、むしろ足を引っ張られて調査件数が伸び悩んでる可能性があります。

納税者の皆様、怖いのは令和9年春調査です

ここまでを聞くと、「なんだ税務署も大したことないな」と思われるかもしれません。しかし、それは誤りです。KSK2の不具合は永遠ではありません。KSK2はいま現在、もたついているだけです。令和9年春調査においては完全実装されているかもしれません。

そうすると令和9年春調査においては、令和8年秋調査の遅れを取り戻そうと必死で調査官は税務調査件数を増やす努力をするかもしれません。

まとめ

KSK2導入で不具合を発生させている国税の動きを他人事と考えて、税務署も大したことないと安易に考えることは非常に危険です。

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この記事の監修者

税理士 田中亨
税理士 田中亨税務調査専門税理士
プロフィール
近畿税理士会上京支部
税理士登録番号128205
税務調査案件を安価で全国対応している京都の税理士
税務調査前の自主申告期限を守るため土日祝日深夜対応を行う
これまで多くの税務調査案件を早期終了に導いてきた

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